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料理にランクがあるわけがないが、ヒルトンホテル総シェフのパク・ヒョナム氏を「韓国最強のシェフ」と呼ぶことに抵抗はないだろう。30代の若さで「理事」というタイトルを付け、ヒルトンホテルの世界各地に散在するチェーンの中、初めて現地人として総シェフになったという経歴などは、わざわざことばにしなくても色んなことを語ってくれるだろう。また、彼は世界3大大会と呼ばれているシンガポール国際料理大会の金メダルリストでもある。
…僕は武道や茶道のように「料理道」もあると思う。料理人なら料理で得道するという熾烈な意志、プロ意識を持たなきゃだめだと思う。僕は酒もタバコも絶対しない。舌が鈍るから。料理をする前に食事を取らないことも自分の哲学だ。お腹がいっぱいだと料理に最善を尽しにくいから。
…料理は‘化学工程’ではない。同じレシピに、同じ量の材料で時間を計って料理をすれば同じ味が出るだろうか?いや、絶対そうじゃない、きっと味はそれぞれだろう。結局味の決め手は腕前ではなく人の心にある。料理にはASもないし、一度厨房を離れるとそれっきりだ。だから、料理一つ一つに全力投球しなきゃだめなんだ。
…料理はお客様とのコミュニケーションだ。料理は一人でやるもんじゃない。それを味わってくれるお客様がいてこそ、料理は完成する。ある人は料理はセックスだとも言っているが、料理人とお客様が互い会話するという意味では当たっているかもしれない。
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